2006年06月12日

●凝り性が高じて生まれたパン屋「フロイン堂」

私がまだ高校生のころのことです。朝7時半ごろ電車に乗るため阪急岡本駅に急いでいると、いつも薪を割っているおじさんがいました。古い木造の家の横。隣の家との狭い隙間で、しゃがみこんでフキゲンそうに手斧で薪を割っているのです。(いえ、私が勝手にフキゲンそうと感じただけかもしれませんけど・・・)

何で薪なんて割ってるのかな。薪風呂?まさかね、こんな街なかで。しかも朝から・・・・。

そして夕方。その家の土間に置かれた机では、おばあちゃんが怒ったみたいな顔をして頬づえを付き古いテレビを見ていました。それもブラウン管に顔を20センチくらい近づけて。

パン屋さんのようではあるのですが、その時間帯はもうほとんどパンはありません。おかしな店でしょう。

ところがこれこそが、知る人ぞ知る「フロイン堂」その店だったのです。

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