2006年12月27日

●2006年の締めくくりは神戸グルメの原点・洋食屋ディナー!~三宮「神戸デュシャン」

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今年最後にご紹介するのは神戸っ子のご馳走の原点、洋食屋さん。しかも、小洒落たセンスのよさでひとひねりもふたひねりもある「神戸デュシャン」。先日ダーリンとディナーしてまいりました。

んー?どこがひねってあるかって?まあ、おいおい分かってまいりますから。

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「いらっしゃいませ」
颯爽と現れたお姉さま。髪がサラサラでちょっとベテランスッチーの雰囲気。お料理のことお店のこと、なんでもお詳しいです。

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「こちらつきだしでございます」
ありゃ?洋食屋さんなんだけれども居酒屋さんみたいにつきだしが出てきちゃったよ~~。
固い絹こし豆腐に思いっきり新鮮なウニ。
実はワタクシ、ウニで2度ほどいやな経験をしておりましてすっかりウニ嫌いになっておりましたの。ひとつはヘドロ味のウニを食べたため、もうひとつは薬品味のウニを食べたため。

でもこのウニなら美味しいはず。もう一目見て分かりましてよ。だってスクッと引き締まって身がまだ生きてますもの。

まず一口。ん~~~いしー!ほんのりとした甘味と磯の香り。ウニ嫌い、治っちゃいました。(あ、でも標準レベルのウニは今でもダメです)
絹こし豆腐も大豆の味がこゆいです~。

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あら。手書きのメニュー見っけた。なになに?西村料理長のおすすめ?本日の市場で気に入った素材をお届けします・・・

西村料理長って、どなた?あ、メインのメニューにお写真でてるわ。

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この方ね。なんだか経歴、すごいですわ。
「ホテルニューオータニ」にお住まいで・・・・じゃなくて7年お勤めになって、トゥーストゥースパラダイスキッチンの料理長、トゥーストゥースダイニングガーデン料理長を歴任し、’05年にこの「神戸デュシャン」を立ち上げたんですって。
あ、ブログもされてますね。趣味・・・磯釣り、ウプッ急に親近感沸いちゃった。

じゃあ今朝、西村シェフが市場で見つけた「明石漁港の川津海老」の唐揚げひとついただいてみますわ。

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目が大きいですわね、川津海老って。レモンを絞って・・・・・・パリパリパリパリ。あんま~~い。

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そういえばあちらお座敷席。不思議な空間作りですねー、しかも裸電球で・・・・・。

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おっと、サラダが出てきて再び自分が洋食屋さんに来ていることを思い出しました。
野菜は新鮮で味の濃いものを選んでいる感じです。(トマト、ちょっとお高めの「こく味トマト」に似ていますね。)
あえてシンプルなレモンドレッシングを微かにかけてある程度。素材の味重視なのね。

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海老の唐揚げと合わせてみました。あら?居酒屋風の海老が急に洋風に見えてきたりして・・・・・・。

それにこうやって二人で取り分けられるように、小皿を常に新しいものと取り替えてくれるところなんかも洋食屋さんとしてはめずらしいですよね~。

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さー、ここからが洋食屋さんのはじまりはじまり~。「名物アツアツの煮込みハンバーグシチュー仕立て」。焼けた陶器にぐつぐつシチューが煮えてまーす。カブラも入ってますわね。

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わぉ~~。おいし~~。脂身のほとんどないビーフミンチ使ってますわ、これ。シチューもさっぱりしてていくらでも入りそう。引き締まったミンチとさらさらシチュー、相性抜群!

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ふ~~~やっぱりココは洋食屋さんよ。

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そしてお次は最近よく耳にする「山形三元豚」。それをグリルステーキにしてなんと味噌ダレソースです。

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パクリッ!ジュンワァ~~ン。肉の繊維が細いですね。それが網の目のようになって間に肉の旨味が入ってます。
噛むたびに甘い肉汁がじわっじわっと出てまいります。それをなんと!甘くてツヤのある濃厚な味噌ダレがしっかりと受け止めて混ざり合い、ノドの奥に惜しまれつつ流れてまいりますの。

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はぁ~~~。なんか、しあわせーーー。

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しあわせのオムライス。ハーフサイズになっているので、お料理の締めとしても食べちゃうことが出来ます。普通ならオムライスならオムライスだけしか食べられない大きさですものね。これって気の利いたアイデアですわ。

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12時間煮込んだデミグラスソース!これもさっぱりとした上品なお味です。チキンライスの角切りチキンは少し大きめ。

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そのデミグラスソースを基にしたハヤシライス。これもハーフサイズ。

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実は、またなんですけれども・・・・ハヤシライスってワタクシの数少ない嫌いなお料理の中の一つなんです。ケチャップぽかったり酢豚ぽかったりするのがダメだったんです。

ところがこれ、最高に美味しいです。全然酸っぱくありません。まさに品のいいハッシュドビーフです。この日、人生で初めて食べることのできるハヤシライスに出会いました♪

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デザートは「クラシックなガトーショコラ バニラアイスを添えて」。

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うふ。実はバニラアイスが切れていて、マロンアイスになりました。リッチな味わいに、なんだか得した気分。

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はぁ~~。満腹満腹。

ところでここのお店の名前「デュシャン」ひょっとしてかのへそ曲がり芸術家「マルセル・デュシャン」から来てるの?
さっきの爽やかお姉さまにお尋ねしてみました。
「ええ、そうなんです。社長が好きなもので・・・・・」
あの、ダダイズムの?
「そうそうそう」

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ところでこれ、ウルトラマンの「ダダ」。これもそのカンケイ?
「そうなんですよ。デュシャンでダダイズムでウルトラマンのダダがここにおいてあるんです。これ、手、動くんですよ・・・」


ダダ1号「なー。オレらいつもこうやって手ェ振ってるやろ」

ダダ2号「そうや、入口でお客さんお迎えしてるねんで」

ダダ1号「そやけどな、今ふと思たんやけど、なんかバイバイさいならってお客さん追い返してるような気ィせえへん?」

ダダ2号「そう言われてみればそうやな」

ダダ1号「こんなんどないやろ。いったん両手を下げてな、ウエルカーム。ほんで両手を挙げながら、オゥ!言うんや」

ダダ2号「ウエルカーム、オゥ!へぇ~~ええんちゃう?お客さん喜びそうやわ。ウエルカーム、オゥ!・・・

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・・・・・・ウエルカーム、オゥ!オレ、気に入ったで」

ダダ1号「ただなー・・・・・問題がひとつだけ!あるんや。オレら、自分らで動かれへん」

ダダ2号「・・・・・・・・・・・・・・・」

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・・・・・・・・・・・えーーー本日はとてもオシャレな洋食屋さん「神戸デュシャン」をご紹介いたしました。

また来年も、神戸を中心に美味しいお店ご紹介してまいりますわね~~。

では皆様来年も良い年でありますように、愛を込めて。

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神戸デュシャン
神戸市中央区八幡通4-1-27 D'グラフォート神戸三宮タワー1F
TEL 078-272-2720
営業時間 11:30~15:00(L.O.14:30)
17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日 不定休

サラダ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・800円
明石漁港 川津海老の唐揚げ・・・・・・・500円
名物アツアツの煮込みハンバーグシチュー仕立て・・・・1500円
山形三元豚のグリルステーキ味噌ダレソース・・・・・・・・1200円
オムライス ハーフ・・・・・550円
ハヤシライス ハーフ・・・550円
クラシックなガトーショコラ バニラアイスを添えて・・・・650円

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2006年12月25日

●神戸で堪能する絶品関東風鰻の味!~元町「青葉」

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今年もいよいよカウントダウン態勢!ケーキとかプレゼントとかこのところ騒々しかった街の空気も本日を境に一変、スパッと歳末モード突入の気配。

そんなこんなの先日、抜け駆けのようにダーリンとちょいと行って参りました。
神戸は元町の鰻の老舗「青葉」でゴザイマス。

世間一般では鰻は関東風が旨いと、決まっているらしいですね。背開き腹開きの違いというより焼き方の違いだそうな・・・・。関東では鰻は白焼きにし、蒸して、炙って、蒸して・・・・普通で2回か3回、高級店ではそれを5回繰り返すとお聞きしました。すると鰻の泥臭さも消えて、ふんわりやわらか~~~~に・・・・。

いわずと知れた神戸っ子のワタクシ、実は関西風の鰻が好きーーーー・・・・・って言ったとたんに座布団投げつけないでよーーーーーー!!

あの関西風鰻の適度な引き締まり感とチューイーな皮、野性味を帯びた泥臭さと山椒の結合がたまらなく好きなんです。焼いていない肝吸いの、肝を噛んだ時にチュッと舌に吸い付いてくるのもたまりません。

しかーーし、ワタクシも食わず嫌いはいけません。
というわけで、「青葉」へ。と言うのもこちら、神戸にありながら偏屈にも関東風の鰻を焼き続けてきたお店なのでゴザイマスの。しかーも、80年も!

ところで、東京は新富町にも「青葉」がありますが、この元町・青葉の東京支店!う~ん、これって逆輸入状態?レクサス?みたいな・・・・。エ、モノが違い過ぎ?(^、^*)

しかし、その本店の元町・青葉、こうやって写真に撮ると結構立派な通りに面したお店に見えますが、決してそうではございませんの。先回の「ブッカート・カフェ」の時に申しましたとおり、古いアーケード街の気付かれないほど細~い路地。むしろビル裏の通路のような道にこの店はございます。店主が宣伝嫌いとのことで宣伝も目立つ看板も何もありませんが、頑固だけど旨いっ!てところって、そーゆーもんかもです。何とかして探してください。もし行かれるようでしたら・・・・。

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とっても気さくで愛想のいいお店の看板娘。いつも鰻を焼いているここのお父さんの頭にあることはいかに鰻を最高に旨く焼くか!ということのみ(たぶん)。商売人というよりはまさに職人。カメラ大嫌いの恥ずかしがりやさんです。ですからこの娘さんがそれを接客で一生懸命フォローー。

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お箸、を見つめて落ちつきなく待つこと1分。

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お漬物が出てきました。鰻が焼き上がるまでの間、これで日本酒をちびちびやるところなんでしょうけれど・・・・・ワタクシメ、下戸っ子の悲しさ。ほうじ茶をちびちびやってさらに待つことしばし・・・・・・・。

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ワタクシの大好物「う巻き」。これだけは何が何でも外せませんわ。だって出し巻き玉子に目がないのは、女の子の証拠!

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鰻、確かにふわとろです。口に入れたって噛む必要ございませんわ。舌で押さえたら溶けちゃいます。それにあわせるかのごとく、出汁巻き玉子も今にも崩れそうなほど柔らか~~い。

これはサイコーに美味しいです。関西風の鰻の「う巻き」よりも出汁巻き似合っているような気がします。

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ダーリンは「蒲焼き」を注文。いいテリですね~。これを半分ほどビールで楽しんで、後ご飯と肝吸いと漬物で・・・・・・というところです。

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「肝吸い」。真っ黒に焦げているのにちょっとビックリ。でも最近は、鰻をさばいて出す店自体が神戸では少なくなってきているので、ありがたや~~。

子どもの頃にはよく見かけましたけれどね。料亭の裏口なんかが開いてて、樽のようになった深い木の桶に生きた鰻が重なり合って入ってるんです。板前さんがひょいと一尾取り上げると杭の突き出たまな板に鰻を刺してまたたく間に3枚におろしちゃう・・・。見事でしたね~~。

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こっちから見た感じの方が何か美味しそうですね。でも、個人的には肝はここまで焼いてないほうが好きですが。

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ワタクシは「上丼」。

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すんご~~~い。思いっきり炭で焦がしてあるのに、裏返せばぷわぷわ~~~ん。
ご飯も鰻にあわせて柔らかめに炊いています。ここに至って思いました。関西風のうな重と関東風のうな重を同じ土俵で語るのは、「愚」であると・・・・。
これはまったく別の食べ物として考える方がいいかもしれません。

鰻の生命力を食べるぞーーと結構タフなお味が関西風。昼からちょっとご酒でも・・・・と贅沢にぽわわ~~んと食べるのが関東風。・・・・・・・と、まあそんな感じがいたしました。

この日、つやつやご飯に食欲止まらず、ダーリンは3杯お代わり!ご飯はいくらでもお代わり自由なんですよね、ココ。

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山椒と、かなりレトロな味の素のビン。

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仕事場。鰻屋は地震が来たらタレの入った壷を真っ先に抱えて逃げる、なんて昔の人は言ってましたっけ。そんな、タレの入っているらしき壷が見えますね。
そしてビックリするほど真っ黒に焼けた脂のこびりついた炉。もうラストオーダーの時間が過ぎたので、さっき親父さんが灰に近くなった備長炭を火バサミで取り出していました。

いつも、ブッハッと路地に黒い煙を吐き出しては古いアーケード街をいい匂いで覆いつくしていたものの正体ついに見たりっ!て感じでした。

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満足満腹!表に出ると看板の明かりも消えて、電線のこんがらがるようなまったく寂れた路地裏。その向こうには表通りに面した最新鋭のゴージャス系タワーマンション。

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帰り道の南京町は夜になるほど真っ赤に燃えて、押し合い圧し合いの年末の賑わい。

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錨山のネオンも青で、ブルーライトコォーベェ~♪の今宵でゴザイマシタ。

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青葉
神戸市中央区元町通3丁目8-10
TEL 078(331)2845
営業時間 11:00~LO19:30
定休日 月曜日

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2006年12月22日

●ビートルズジュニア世代の、ゆる~い空気の中へウェルカムバック!~神戸元町「ブッカート・カフェ」

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今年の締めももう後残り少ない師走の喧騒の中、お仕事ギュウギュウ詰めでちょっぴり逃げ出したいあなた。都会のエアポケットのような、こんな癒やしの隠れ家がございますわよ。ここに入り込んじゃえば、誰にも見つかりません・・・・たぶん。

場所は元町の古びたアーケード街東から西へ。1874(明治7)年創業の日本で初めて珈琲豆を販売したお茶屋さん「放香堂」を右手に見つつ左に曲がります。狭い路地です。途中でその通りにある老舗の鰻屋「青葉」から、ブッハ!!っと鰻の焼ける煙が噴出してきてたまにその直撃を受けますのでご注意を…。いやあしかし、あの鰻の焼ける香りは何ともたまりませんな(と、急にオヤジになる)。

しかし、その後フッツリと辺りは寂しくなります。要はビルの裏手の通路に迷い込んだようなものです。このネオンに気づかない人も多いはず。

でもここまで来たら、勇気出して狭くて急な階段をストトーーーンと登っちゃってください・・・・・。

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すると、中は意外にも広々。サンタフェ風のカラッとしていながらもどこかゆるい、の~んびりとした空気が静かに漂ってます。

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ここは団塊ジュニア世代のオーナーが営む、新しくて懐かしいお店「bucato cafe」。「ブッカート・カフェ」と読みます。
ビートルズ世代の親たちのシンボルが青リンゴだったから、その子はパプリカ?ってわけではありませんが、このデザインはやっぱりあのアップルレコードのシンボルマークからイメージしたような感じが…。
このカフェ、2週間までなら無料で画廊としても使わせてくれるそうですから、ひょっとしてこのイラストも過去の作品展の一つだったのかも?色がとっても綺麗です。

客層はさまざま。子連れ、犬連れ、大歓迎とのこと。

この店を知っている友人や知り合いに連れられて来るお客さんがほとんどで、フラリと一人で来る客はゼロではないとは言え稀だそうです。ワタクシ、この日そのフラリ組の一人でしたが。

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4時半くらいまでだったかしら・・・・?遅くまでランチやってます。ワタクシのオーダーは週変わりパスタランチ。この日は「鴨・玉ねぎ・キノコのトマトソース スパゲッティー」。トマトソースは自家製だそうです。
ところで・・・・ランチでこんなに惜しげもなく鴨、入ってていいのかしら。

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サラダ。お野菜は後ほどご紹介いたしますが、オーナーの松尾さん(団塊ジュニア、たぶん!)が毎日市場で新鮮なものを仕入れてきます。

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わぉ~、気前いいですね~。トマトソースの優しいお味が、遠い子供時代を思い出させてくれまーす。美味しーー。

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きのことの相性もバッチリ。ところでパスタのトッピングのお野菜、なんていう名前なんですか~~?
「えーと、今朝八百屋さんで “サラダ菜 サンドイッチ用” って書かれてこ~~んなに大きな袋に入って売ってたんですよ」
松尾さん、身振りを交えてサラダ菜を見つけたときの嬉しさをニコニコと教えてくれました。で、サラダ菜なんですね、きっと?

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コーヒーでの~~んびり。自家製ケーキも食べたかったけど、この日はお昼早くにイッキになくなっちゃったそうです。人気のようです♪

この、の~~んびりできる開放感。どこかで確か味わったぞ~~。んんーーーー。そうだ!あそこ「バッテリーカフェ」。

空間提供。適度に構って適度に放っていてくれる。いつまでいてもいいし、いつ帰ってもいい。

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自分用お気に入り椅子を勝手に決めちゃってもいいし・・・

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オモチャで遊んでも・・・・・・ん??

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パソコン使わせてもらってもいいし、お気に入りのレコードをヘッドホンで聴いてもいい・・・・・・。

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古いものから新しいものまで、LPレコードのストックはバッチリ・・・・あれ?ところで松尾さんが生まれた時ってもうレコードなかったでしょ?
「なかったですね。でも、うちの両親がいっぱい持ってたし・・・・それに最近、海外でも日本でもCD出すのと同時にレコード出す人結構いるんですよ」
へえ~そうなんだ。
それにしても、団塊ジュニアって親から60~70年代のカウンターカルチャーの薫陶を受けてますね。

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ねえねえ、まさか天井のアレ、夜になるとぐるぐる回りだしてみんなで踊りだすんじゃないよね~?
「アハハ、よく間違えられるんですけれど、ソリッドアコースティックス社っていう会社が作ってる正12面体の無指向性スピーカーなんです。音が全部の方向にキレイに出るんですよ~」
凝ってますね~。
「ライブとかもしますからね」
あ、そうなんだ。

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右の方、常連さんかな?パソコンで何か調べものっぽいです。

さて、団塊ジュニア世代のオーナー氏は、松尾 順太郎君!大学の頃からこういうお店がしたくって仕方がなかったとのこと。昼の12時から夜の2時まで全部1人でお店を切り盛中!ってキミ、それ14時間労働じゃな~~~い!?
「ええ、でも自分が本当にやりたかったことなんで、毎日が楽しくって仕方がないんですよ」
へえ~~。で、ライブや展示会の告知とか、どうやってるの?
「あ、ブログで出してます。以前やった展示会のも見れますよ~」

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「ブッカート」ってイタリア語で「洗濯」と言う意味なんだそうです。なんで?

「大家さんに、看板出してやるから早く店名考えて、って言われたんですね。その時ここの1階がコインランドリーだったんです。今はつぶれちゃいましたけど・・・。コインランドリー →洗濯 →ブッカートってことで…」

そぉ~か~!店名の付け方までゆる~~くて何かいいよね~~~。もう今日は肩の力が抜けて、すっかり楽になっちゃいましたわ、ワタクシ。いい時間と空間とお料理、ごちそうさま!

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bucato cafe
神戸市中央区栄町通3-6-17-2F
TEL 078(393)3815
営業時間 12:00~A.M.2:00
定休日 月曜日

パスタ・ランチ・・・・・・850円

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2006年12月19日

●冬の味覚の王者・鮟鱇を、リゾットで堪能!~芦屋「神戸屋レストラン」

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今回は、ジャジャジャーン!「神戸屋レストラン芦屋店」にてゴザイマス。いつかは紹介しなきゃと思いつつ、三宮や元町界隈のカフェダイニング系のお店に足繁く通うあまりついつい機会を逸しておりましたが、先日久しぶりに行ってまいりました!

高級住宅街として名高い芦屋の一等地に位置し、全国に40店舗以上ある「神戸屋レストラン」・「神戸屋キッチン」のフラッグシップ店であるこの芦屋店、確かバブル爛熟期の1991年に出来たと記憶しています。あまたある「神戸屋レストラン」とは明らかに一線を画した、別格の「神戸屋レストラン」です。

出来たばかりの頃はオープンキッチンに丸鶏が常時10羽近くグルグル回転しながらローストされておりました。それを目にした芦屋マダムたちは考える暇さえ与えられず、この店に吸い寄せられていったものです。

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当時は回転丸鶏のせいで目に付かなかったピザ用の薪オーブン。まさに火の燃えたぎる炉!とでもいうべきでしょうか。
(因みに回転丸鶏の機械は健在で、オープンキッチンの裏に移動させられたそうです。つまりは格下げ?)

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入れたピザを凝視し続けるシェフさん。かなりピザの状態を集中して観察されているご様子。ときどき腰に回された手が、ピ、ピク・・・ピピ、と動いておりました(^O^)
ここの芦屋店のシェフさん達、神戸屋レストランでも選りすぐりの方を集めているのかもしれません。だって、お味が違いますもの。

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さてトンネルのような一般席(ゴメンあそばせ!)を抜けると、そこは予約しておいたワタクシのお席。天井の高さは12・・・・13・・メートルはありそうです。建築家鈴木了二氏の事務所に設計を依頼した建物だそうです。
良質のコンクリート、素人目にも見るからにたっぷり使ってますからね。阪神大震災の時でさえビクともしませんでした。空調設備も他の建物とは異なる造りになっていて、新鮮な空気の中でお食事を楽しむことができます。

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さて、今日のお目当ては「鮟鱇のリゾット」!それにしても、ベーカリーレストランでこんなメニューが食べられるとは!?(この芦屋店だけのオリジナルメニューです!)
東京のグルメブロガーさんたち、こちらの方あちらの方こんな方そんな方がアンコウ鍋を楽しんでおられるので、私のブログのスタイルとして絵になるアンコウ料理といえば・・・・・ここになっちゃったというわけです(><) あ、アメリカの神戸っ子この方まで・・・・なんと!あちらでアンコウ鍋を。

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オーダーが済むとすぐに美しいお嬢さんがにこやかにパンを運んできてくれます。・・・・・・・このパンは、たとえお食事が済んでも、コーヒーを飲んでいる状態になっても、こちらがお断りするまで持ってきてくださることになっています。

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まずは、名前忘れましたがよくイタリア料理店で食前に出てくる巨大ポッキーのようなパン。これって、何でこれが出てくるのかいつも不思議なのですが、イタリアのどこかの地方の食前酒用のパンなんでしょうか?

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「鮟鱇リゾット」だけじゃなくってコースセットもチョイスいたしましたので「ミネストローネスープ」。先回の「アモーレ・アベーラ」の時はワザワザいただかなかったというのに・・・・。なんだそれは?って・・・・だから女って複雑な生き物なのよ♪ウプ。

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さあ、サラダ・バーにまいりましょう。でも・・・その途中で・・・

横広がりのオープンキッチンを脇から眺めたところ・・・・・・。もう、シェフィシェフシェフシェフシェフといった感じ。

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飲み物も、結構変わったものが並んでいます。

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もーー、笑わないでくださいよ!だいたいワタクシ、こういうのお皿にとるの下手なんです!これでもがんばって綺麗にとったほうなんですから・・・・・・・。
奥から・・・カボチャとサツマイモのサラダ・左はキドニービーンズのサラダ・手前はポテトサラダ・あとニンジンのサラダとか玉ねぎのサラダとかミズナのサラダとか・・・・・そうだ、黒米のサラダがあったけれど、あんなのを入れればもっと見栄えしたかもしれないわね。・・・でも、もう行くのめんどう。

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さあ、そんなこと気にしているヒマもなく焼きたてパンが続々と押し寄せてまいりますよ~~~~。

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まーとりあえずこんな感じ、かな?

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出てまいりました!まずはアン肝。酢橘をしぼって。

左の調味料はリゾットの味が薄いと感じた時にお使いください、とのこと。薄味好みのワタクシにはまったく不要でした。

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まずはアン肝を・・・・海のフォアグラとも言われますが、つい最近フォアグラを食べたばかりなのでその時のお味を思い出しながらじっくりと味わってみました。・・・んんん・・・・んん・・・フォアグラとは随分違うのですが・・・・。
舌触りはむしろ鶏レバーに近いような気が・・・・・・・。冷製のオードブルとして出されたものだからでしょうか?お味は・・・・・・・・どっちがより美味しいとは言いがたいですね~。その日の気分で決まりそう♪

ただし、アン肝はフォアグラとは逆で、コレステロールを下げて血栓を予防する働きがあるそうです。ですから危険水域におられる方には当然こちらがおすすめですわね。

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さあメインの「鮟鱇のリゾット」出てまいりました。
プッハ~~~!!磯の香り!すんごいの。
これはアンコウの身と皮とイタリア米を、アンコウのエラとヒレでとったスープで炊いたものだそうです。

そしてトッピングは三つ葉・白ネギ・ゆずの皮。
このお野菜の使い方には、その正体を後で聞いて舌を巻きました。まったく上に記した和の素材とは思わずに食べていたのです。な~~~んていい香り。きっと私の知らないハーブなんだわ~、とか思いながら。自分の味覚になんか不安覚えちゃったわ。

それと写真的にはわかりづらいですが、このイタリア米は日本米より二回りほど大きいです。ですから目の錯覚でリゾットが全体に少なく見えますね。

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リゾットのスープにたっぷりと浸ったアンコウの身の炭火焼き。
「磯~~~~!海~~~~~!オーーーーーシャーーーン!」
一口食べるや否や思わず叫びだしそうになりました。しかし後口の引き際に、ダンディーな炭の香りが
「お嬢さん、お叫びになるなんて貴女らしくもない、フッ」
ワタクシの肩に後ろからジェントルに手を置き、そう諭してくださいましたの。オホホホ、ワタクシとしたことが…。

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そして、コラーゲンたっぷりのアンコウの皮!舌の上にほんのちょっぴり乗せて、味わいまする。
「磯~~~~!海~~~~~!オーーーーーシャーーーン!」
もうっ!これは美味しすぎる!大粒のイタリア米はふっくらと柔らかいのにアルデンテで、引き締めるところは締めてある。そこにアンコウのエキスが滲み込んで、ヌメヌメした皮があっちこっちに。

再びパンを持ってきたさっきの女の子にそーゆーことを申しますと、大喜び。スタッフもこの一品には自信があったのでしょうね。
「上の者にさっそく伝えておきます」
足取りも軽やかに戻っていかれました。

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サラダ・バーからフルーツを持ってきて少し頭を冷やしました。しっかしそれにしても美味しかったな~~。
あともうちょっとでアンコウ鍋食べにいけるくらいの費用で、アンコウ鍋のあとに食べる「おじや」だけを食べたんだからな~。
これは結局「愚か」なのかな?それとも「贅沢」というものなのかな?

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コーヒーも飲んで、だいぶ冷静になってから店を出ようね。

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もう夜も遅くなって、パンも少ししか残っていません。

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ううう、さぶ!右手には宮川という細い川が流れていて、寒さもひとしきり。青い明かりでなおさら寒いよ~。赤ちょうちんが揺れる下町なお店とかが、何故だか恋しくなった一瞬でした。

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神戸屋レストラン 芦屋店
兵庫県芦屋市大原町16
TEL:0797-21-2012
営業時間
11:00~23:00(L.O.22:00)
定休日 無休

鮟鱇のリゾット・・・・・・・・2310円
Cセット(パン・ミネストローネスープ・サラダバー・お飲み物)・・・・・+1370円

神戸屋レストラン芦屋店

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2006年12月18日

●タカラジェンヌも御用達!日本のイタリアンを代表する超老舗~宝塚南口「アモーレ・アベーラ」

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先週の木曜日。ワタクシ、ダンディー父上殿に誘われて日本で最も古いと言われるイタリア料理店、宝塚は「アモーレ・アベーラ」に行ってまいりました。
ココ、ご存知の方も多いはず。日本で一番最初にピッツァを提供したお店でもあります。

阪急の宝塚南口駅を降りてすぐ・・・・・住宅地の中のごく普通の洋館が、かの「アモーレ・アベーラ」であります。

もし看板がなくて、扉もこうウエルカムーーーー!と両開きになっていなければ、入っちゃいけないのかと思っちゃいますよね。だって普通のお家なんですの・・・・・・。

はじめは1946年9月1日、湯本町の蓬莱橋近くの長屋で「イタリアンレストラン・アベーラ」として質素にスタート。お客さまは進駐軍の方々。

そしてココ。1971年25周年を機に自宅の一階を改装し「アモーレ・アベーラ」としてオープンしたお店なんですの。今では宝塚歌劇の生徒さんなど歌劇関係者の方がお客さまです。

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お庭も、ここのお家のお子さんが遊んでいてもおかしくない感じ。

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中に入ってみますね。
真っ先に目に飛び込んでくるのが、甘いマスクの故オラッツィオ・アベーラさん。50歳の時のお写真です。

アベーラさんはその昔、イタリア軍の軍人として輸送艦「カリテア号」に乗りアジアの戦局を本国に知らせる諜報活動をされていたそうです。(ちなみに・・・・「カリテア号」は軍艦であるにもかかわらず大砲も積んでいない船だったそうです。勇気いりますよね~ブルル)

1943年、アベーラさんは神戸港に上陸。しかしイタリアはさっさと敗戦を宣言したため、アベーラさんたちイタリア兵は日本軍の捕虜になってしまいます(日本の敗戦はまだそれから2年後の1945年ですものね…)。

本国に強制送還されるか、日本に残るか。アベーラさんは台湾行きを希望しました。いざ神戸港を出港。しかしアメリカ軍の空爆を受け、焼夷弾で腕に大やけどを負ってしまいます。神戸で手術を受け有馬温泉で療養しますがちっともよくなりません。そこで場所を変えて宝塚の武田尾温泉で療養。すると、そのころ同盟国ドイツの軍人が50人ほど宿泊していた旅館でリハビリを兼ねてコックとして働かないか?と声をかけられます。アベーラさんは徴兵を受ける前はレストランで働いていたのです!

アベーラさんはお料理を作るとき自慢の美声でイタリアの歌を歌ったそうです。そして、その歌を共に歌ってくれた旅館のお嬢様と恋に落ち(ああ~~~ロマンティック)、ご結婚。

「料理が歌いだす」

アベーラさんの口癖だったそうです。料理自体が歌好きで、歌うんです。それがイタリア料理だって。
んーーーちょっと分かりにくいけど、でもなんとなく分かる気がする。

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お皿に描かれた真っ赤なリボンに文字「Amore Abela」
イタリア語で「Amore」は「愛を込めて」の意。う~~ん、なぁーんて情熱的なんでしょうっ!このお店はアベーラさんの温かーーい愛に満ち溢れているのね。

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さあ、さっそく愛に満ちた前菜が運ばれてまいりました。
メロンの上にパルマ産のプロシュート!そしてタコのマリネ、トマトの上はモッツアレラチーズとバジルソース。

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タコのマリネが山のように積み重なってます!ちょっと崩してみますね…。ご覧ください。ものすごい分量なんですよ、このお店のお料理はすべて!

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うう~ん、大好物。完熟マスクメロンにパルマ産のプロシュートを巻いて・・・・・・。・・・・・・・・。・・・・・・・・・。ちょっと話しかけないで・・・・・・・うにゃーーーおいぴーーーー!

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ダンディー父上殿オーダーの「ミネステローネ」。
でもね、イタリア人は病気にならない限りはスープはいただかないものなのよ。今日、ワタクシ、心はイタリアン。だからスープはご辞退いたしますわね、ゴメンあそばせ。

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さ、でました!これがかの「アモーレ・アベーラ」のピッツァです。昔からサイズ、見た目、味、変わりません。

今の普通のピザはトッピングがカラフルに表に出ていてさも美味しそうですが、元祖「アモーレ・アベーラ」のはチーズに覆われて見た目は地味です。

このイタリア料理が日本人に受け入れられるのかどうか不安に思ったオラッツィオ・アベーラさん。試しに常連のタカラジェンヌに食べてもらいました。感想は・・・・・・・・?
「お好み焼きみたいやねー。美味しいわ」

そうか!イタリアのお好み焼き!それでいこう!それなら日本人もピッツァの美味しさを受け入れてくれる。

ということになったそうです。

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生粋のシシリー・ピッツァ。いっただきま~~す。あちちちち。チーズ、どろーーーん。いわゆるシカゴ風のように分厚くもなく、クリスピーピザのように薄すぎもせず・・・・・・で、生地は中心がモチモチッ!縁はカリッカリ!

あーー、いつ食べてもまた食べたくなるこの味。やはり本場直伝は違います。

キャーーー。大変!お父様、ワタクシお食事の途中で大変失礼なんですけれども少し席を外させていただきますわね。今、オーナーのエルコレ・アベーラさんがお店に入ってこられてスタッフの方とお話されてるの。ワタクシ、ちょっといってまいりますわね。------突撃!!!

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こちらのダンディーなおじ様。エルコレ・アベーラさんです。なんだかワタクシの父上のダンディーさが霞んでしまいそうですわ…。

あのー以前お伺いした時、ここに俳優の松平健さんからの立派なお花が飾ってあったんですけれど・・・。
「ああ、あれはなんだったっけかな?あ、そうだそうだボクの母に送られたものですよ。男同士で花送りあうなんて気持ち悪いよ~。もうかれこれ30年来の付き合いなんですよ。彼はボクのこと兄貴って呼んでますからね。ここにもしょっちゅうきますよ。またこれがよく食うんだ~~~」

エルコレ・アベーラさん。陽気で人の気をそれさせない魅力的な話術の持ち主。須磨のアメリカンスクールを出た後3年間イタリアで過ごし、帰国後グループサウンズのドラマーとして活躍していたそうです。その時知り合って意気投合したのが松平健さん。海外旅行なんかもいつも行動を共にされておられるそうです。

もっとお若い頃の面白いお話もお聞きしました。ベルバラでオスカル役をやっていた男役のトップスターと同い年でお友だちだったそうです。当時まだ店の2階に住んでいたアベーラさんの部屋の窓に、夜になるとその彼女が小石をコンッと投げるんだそうです。
するとアベーラさん、「おお~ロミオ、ロミオ、あなたはどうしてロミオなの?」とかいいながら窓を開けなきゃいけない。
「(男女が)逆や!」
と、ワタクシ思わず突っ込みいれてしまいましたけれど・・・。

エルコレ・アベーラさん。かつてのドラマーは、今や日本のイタリアン界を代表するシェフ。奥様はマリーアントワネット役もされた宝塚花組の娘役トップスターだった方です。

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父子でツーショット。
「父はね、身長160センチしかない小柄な人だったんですよ。でもズボン丈はボクより長い。なんでやねんって、あっははははは」

お忙しい方なので次の御用で出て行かれましたが、またお目にかかりたいですわ。

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座席に戻ると、赤いジュースが・・・・。「アモーレ・アベーラ」はとにかくボリュームがすごいので、私はわざと朝はトーストだけで済ましてきました。そしてスープもオーダーしなかったので、ダンディー父上殿、それじゃあ野菜不足だとの親心。

メニューを見ると「ジースリージュース」・・・・・・?なになに?リコピン・・トマトの70倍、Bカロチン・・ニンジンの10倍、ビタミンC・・60倍、ゼアキサンチン・・とうもろこしの40倍、アンチエイジングドリンク。
はーー?まあいいや。飲んじゃえ。ゴックン。

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わ、ピッツァが増えてる。これはミックスピザ。さっきのはサラミピザ。

タカラジェンヌは華麗なだけではなく、その実態はアスリート。ですから宝塚音楽学校の生徒さんも含め皆さんすんごく食べるんです。で、太らない。

ワタクシも・・・・・タカラジェンヌ並みに食べて・・・・あと、どうしよう(汗)

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でも、美味しいからいくらでも入る。お持ち帰りもできるのですが、食べる食べる食べる食べる、でペロッといっちゃいましたーー。

昔からここに来るとワタクシ食べ過ぎちゃうんです。美味しくて。

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コーヒーで一息。
ホントはまだビフカツ(ここのは最高です!)も食べたかったのですが、父上殿満腹で言い出しませんでした(><;)

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イタリアンワインもたくさん並んでました。

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老舗の風格を感じさせる落ちついた店内と特注のステンドグラス。

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たくさんかかっている絵の中でこれが特に気に入りました。誰の作品なんだろう?聞き忘れました。

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鉄平石の門柱の上に掲げられた看板。樹も古くて大きくなって、店の落ち着きを演出していますね。

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店のトレードマークのとぼけたコックさん。おーーーい、自分で食べちゃってどうするんだよ~。

ところで、創業者のオラッツィオ・アベーラさんはシシリー島のジェラという町のご出身。宝塚はその町に似ているそうです。1974年に61歳でお亡くなりになるまで、宝塚を愛し宝塚を離れられなかったそうです。

オラッツィオ・アベーラさんと共に「カリテア号」に乗っていた150人のイタリア兵たち。そのうちの幾人かは、アベーラさんと前後して神戸や東京、横浜にイタリア料理店を開き、今の日本のイタリアン界の基礎を築いたんだそうです。

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アモーレ アベーラ
兵庫県宝塚市南口1-9-31 
TEL: 0797(71)3330
営業時間 11:30~22:00(L.O.21:00)
定休日 火曜日

前菜盛り合わせ・・・・・・1575円
ミネストローネ・・・・・・735円
サラミ・ピッツァ・・・・・・・1470円
ミックス・ピッツァ・・・・・・1575円
ジースリージュース・・・・840円
コーヒー・・・・・・・・・・・・420円

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2006年12月15日

●美しきワインリスト&仔羊の背肉のメインディッシュ!~新神戸「オ-・ボン・コアン」PARTⅡ

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さて!今日は先回に引き続き「オー・ボン・コアン」、いよいよ肝心要のメインメニューに入らせたいただきますっ!

とか言いつつ、いきなりゴメンナサイ。実はメインディッシュの前にぜひご紹介したいものがあるんです。

それは・・・、こちらのお店の素晴らしいワインリスト!

手づくりで、美しくって、そして説明がすごく詳しくて楽しくてためになるんです。ワタクシ一滴もダメですけど、この手の込んだリストを眺めてたら、あ~ちょっと飲みたいなあ~~、って思ったほどの出来栄え。

武さ~ん、もう一度ワインリスト見せてくださる~?
あ、来ました来ました。

ワイン通の方はぜひポップアップしてご覧ください。あ、通でもないかなあ・・という方もぜひ!ほ~んとに線の細い字なのでちょっと見づらいですが、でもかなり楽しめます。ワタクシが写真の元ファイルで見て面白そうなものはここに書き出しておきましたので…。

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Tarlant Traditional
「樽熟のアロマのパワフルなアタック。エレガントな酸味」
¥10,000-

樽で熟すとパワフルになってアタックしてくるのね。さーー、カモ~~ン!
あ、でも酸味はエレガントなんだ。と言うことはレディーを扱うように召し上がらないといけないのかしら?

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Chateau Thieuly Blanc ’03
「大学の培養学の教授が手がけるワイン。レモン・ウォーターのような清々しさ。キリッとした酸とフルーティーさはまさに完熟」
¥4,400-

大学教授の作られたワイン。自然に任せてなんだかこうやったら美味しくなるのよね~~なんてことではいけないのです!その理由を学問的に追求しなければならないのです!それを分子レベルにまで分析してどの成分が人の心を感動させるか調べて・・・・・・・いるのかな~?

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Chassagne Mantrachet ’04
「ミルクやバターのようなアロマ。フレッシュな味わいと洗練された力強い輪郭。複雑な味わい」
¥12,000-

乳製品は入っていないのにミルクやバターのような香りがするのね!ふしぎー。でもたるくなることなく、輪郭はクッキリして中は複雑。
こりゃー複雑だわ。

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Le Roc Des Anges ’05
「23歳にしてワイナリーを興した天才肌の女流醸造家。上質なチェリーブランデーの香り。とろりとした濃厚な味わいで樹齢はなんと80年ものという古木」
¥5,200-

上質なチェリーブランデーの香りとトロリとした味わい。これ、下戸のワタクシにも何か惹かれるものが・・・。

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Chateauneuf-du-Pape ’01
「アジアンスパイスやコショウの香り。なんとも言えぬ複雑な力強さ。世界中で人気が急上昇!なかなか手に入りにくい状態になっています」
¥12,000-

アジアンスパイス。コショウ。んーーと、どんな料理に合うんだろう?カレー!んなわけない!・・・・まったりとしたお料理に合うのかな?
デキル男は「なかなか手に入りにくい状態になっています」の一言に弱いかも(^^)



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さてさて、本当に大変長らくお待たせいたしました!ついについに、メインディッシュの登場です!
「仔羊背肉のロースト 百合根とチョコレートのソース 銀杏・むかご・菊イモ添」

美しいですね~~。ワタクシ、「チョコレートのソース」「銀杏」「むかご」この三つの文字に吸い寄せられてしまいましたの。

それにしても仔羊の背肉。鮮度を誇るかのようなこのローストの仕方。さらに、お野菜たちに寄り添うように、あれは仔羊のスペアリブかしら?暖かい陶器のフィンガーボールも用意されました。
さー準備万端よ~~。

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まずはチョコレートと百合根のソースをつけて、背肉を・・・・。うゎ!なんて上品なお味。羊がダメな方もこれならペロッといっちゃいますよ。

栗を思わせるソースの舌触りは百合根ね。そしてチョコレートの甘味も軽い日本の栗くらい。ほのかなカカオの香りは少しも羊の美味しさを邪魔していません。

それよりも驚いたのはその塩加減。塩と大粒の黒コショウは肉にはしみこんでいなくて、あくまでその表面に留まっているだけなんですけれど、それがなんとも舌に心地いいの。

そしてラーメンに入ってる豚の背脂じゃないけれど、仔羊の背脂って美味しいものだったんですね~~知りませんでした。

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チコリの上に乗った銀杏とむかご、そして菊イモ。オレンジ風味のソースがかかっています。
ねえ武さん、これチコリでいいのよね?

「えーと日本ではチコリなんでしょうけれど、うちではアンディーヴって呼んでいるんです。でもアメリカなんかでアンディーヴっていうとくしゃくしゃのほうれん草みたいな野菜なんですよね~」

なんか日本のお魚と同じですね。場所によって全然呼び名が違う・・・・・。

「そうなんですよ・・・・・。以前に料理に使う野菜の図鑑を本屋に買いにいったんですね・・・・」

専門書だから・・・高かったでしょ。

「・・・・そうなんです。17万って言われて、じゃあやめるって言ったら包丁一本つけますからって」

あはははは。本の付録が包丁!で、買ったんですか?

「買わないですよ~~」

シェフの世界って大変だわ。んーーー仔羊のスペアリブ。骨の周りのお肉って一番美味しいのよね~~。カシカシカシ。ワンちゃんになった気分だわ。サイコー!!

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そしてよく食べましたとご褒美のデザート。
「洋梨のコンポート クルミのセミコレット添」

セミコレットというのはアイスクリームとクルミを混ぜたと言う意味だそうです。
このアイスクリームに入っていたクルミ、全部渋皮がとられてあってしかもよく切れる包丁で見事に刻んでありました。歯ざわりコッコッコッ、舌あたりツルツル。こゆ~~~いアイスクリーム。うひゃーー!!

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洋梨のコンポートと洋梨のゼリー。このゼリー、ほとんどジュレって感じ。癒やされましたわ。

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ふーーお腹に優しいお料理でした。すると武さんが・・・・・
「ワインセラーに来られませんか?さっきのメニューには出していない裏ワインがあるんです」
行く行く~~♪

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そ~~~っと両手で取り出されましたのがこのワイン。

「1本しかないんですよー」
え、じゃあこれオフレコ?だって私がブログに載せたら誰かが飲みに来ちゃうじゃないですか・・・・・。
「あ、でも、よほどワインのお好きな方でなければ、お値段お聞きになってやめられると思うんですけれど・・・」
ワタクシにはこのワインがどんなすごいものなのかは全然分かりません。豚に真珠。あ、じゃなくてキュートな仔ネコに小判♪

あれ年代が書かれてませんね。

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裏に書いてあります。あ、そういうこともあるんだ。

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「そしてこれが、ボクのワインです」
と武さん。友達が食べに来てくれた時にグラスでプレゼントされるそうです。
「これが、ボクにとって一番美味しいワインなんです」
そっかーーー。飲める人はいいよね~~、ワインで自分のアイデンティティーを表現できるんだもの。

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そしてついに、ディナーの仕込みもお忙しい中、泉 昭一シェフが出てきてくださいました~~!真っ直ぐな感じのとても気持ちのいい方です。

フレンチ界の重鎮、もと「ジャン・ムーラン」のオーナシェフ美木 剛氏が、自分の弟子ではないけれどと念を押した上で泉 昭一シェフを絶賛されてましたよ。本で読んだんですけれど。

「いや~美木シェフにはいくら恩をお返ししても仕切れません」
と、身をすくめて恐縮されておられました。本当にいい方ですね。

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お客様は必ずこうやってお見送りしてくださいます。
ごちそうさま~。最高のランチを堪能させていただきましたわ。

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オ-・ボン・コアン
神戸市中央区熊内町3-5-31 中西ビル1F
TEL:078(251)5056
営業時間 11:30~14:30L.O
       18:00~21:00L.O
定休日 水曜日

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Menu A・・・・・・2940円

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2006年12月13日

●関西フレンチ界注目の若手凄腕シェフの店!~新神戸「オ-・ボン・コアン」

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昨日は雨の中、今、関西のフレンチ界で注目の若手凄腕シェフのお店にお邪魔いたしました。
このお店、なんとワタクシのお家からは目と鼻の先!オープン当時から「あ、なんかすごくお洒落な店ができてるなあ~」と思いつつ前を通り過ぎてはいたのですが、それが話題の泉 昭一シェフのお店「オー・ボン・コアン」だとは・・・・最近までツユ知らず、失礼いたしました。
泉シェフは「コム・シノワ」のご出身。フランスでも3年間修行された方です。

このお店、噂に違わずいつも満席。それで、雨の日のお昼を選び少し時間をずらしてまいりました。

白のインテリアで統一された店内。お客さまがおられなくなってから撮影させていただきました。植栽の緑がウィンドウ越しに美しく映えます。
あえて全面ガラス張りにはせず、まるで雪見障子を思わせる光の取り入れ方。店内がかえって明るく感じます。

「最近いつも満席ですね」とギャルソンの方に聞きますと、12月2日に泉シェフがTVに出演されてからさらにお客様が増えたとのお答。今さらながらTVの力ってスゴイですね!

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メニューは常に変わるので、意外にも素朴な手書きです。TVで公開されたレシピはこの中の「タラの白子のムニエル 焼ネギのピューレ」と「タラバガニのトマトみそ煮込み ポーチドエッグとウニ添え」です。

さてとワタクシは前菜とメイン、何にいたしましょう・・・。どのメニューも気になります。

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オーダーし終わると、すぐにホカホカのパンが運ばれてまいりました。
左が全粒粉のパン、そしてもうひとつはドライトマトとベーコンのフォカッチャ。

後ほどご登場願いますけれどギャルソンの武 諭志さんによれば、3人いらっしゃるシェフのうちの一番若い方が毎朝早くから小麦粉をこねて作ってらっしゃるそうです。

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ご覧ください、この強烈なヒキ!どうしてもカメラに収めたくって、苦労してやっとこのアングルでパチリ。もう手が3本欲しいくらい…。この超美味のパン、おかわり自由です!

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さて、いよいよランチの始まり。まず運ばれてまいりましたのは、本日のアミューズ「金時人参のスープ」です。
お皿は、さっきまで熱湯につけていたような熱さ。さすがです。武さんは白い布をあててお皿の端を持っておられました。

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わっ!濃い。
時々「ポタージュ」って名前なのに、「これってシャブシャブのスープじゃなくって?」なんてこと経験しますけど、ここでは決してそんなことはございません。
名前はあくまで「スープ」。でも、この濃さ!う~ん、ますますさすがです。スプーンですくった後をご覧ください。ポッカリと窪みができてます!(^O^;)

日によっては白子やアサリを使ったアミューズの場合もあるそうです。

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ワインクーラーにシャンパンが2本冷やしてありました。正確に言うと、右がシャンパン、左はスパークリングワインです。
ところで武さん、「シャンパン」と「スパークリングワイン」ってどこが違うんですか?同じでは・・・・・

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ない!そうです。これはフランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワイン。だから「シャンパン」。それ以外のものを「シャンパン」と称して売ることはイ・リーガルとのこと。

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こちらはスペイン産の「スパークリングワイン」。「シャンパン」とは呼びません。CAVA という文字がスパークリングの目印。

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さあて、前菜が運ばれてまいりました!
「フォアグラのソテー アボガド・バナナのクレープ包み焼き」です。
このクレープ、焼く時に鉄板にほんの少しパルメザンチー